日本対ウルグアイ戦 雑感

 2013年8月14日の日本対ウルグアイ戦、一言で言えば泥試合でした。
 攻めも守りもバラバラで、まるで草サッカーのような試合でした。
 攻防一体となっておらず、攻めも守りも即興で組織的ではなく、五分五分の運試しのような状況が頻繁に現れ、混乱の中で個の力や幸運で状況を打開した方が有利な展開に持ち込んでいくという試合を日本はしていました。
 こんな展開では個の力で劣る日本人が強豪に勝てるわけがなく、今日も大味な試合と点差で負けたという印象でした。

 本来組織の力に優れる日本が、どうしてこんな試合展開をしてしまっているのか全く不可解です。これでは格下には勝てても格上にはほとんど勝てるわけがありません。その意味ではここ最近の日本代表の不調は監督の責任に負うところが大であると思われます。

 失点が多いのも守備陣の崩壊であると言われていますが、サッカーは11人全体で行うものであり、攻守が一体となるように戦術を構想すべきであるものなのに、そうなっていないことが失点や劣勢の大きな要因であると思います。なので守備陣といった限定的な人たちに責任を負わせるのは全くの誤りであると思われます。よくセンターバックが槍玉に挙げられていますが、むしろセンターバックが後手を踏まざるを得ない展開が多くなってしまっていることに問題の核心があるように思われるのです。
 その意味でも、効果的な戦術を敷くことができていない監督に問題が一番あるように思われした。
 
 しかし監督は問題の核心をきちんと把握しているのでしょうか?残念ながらそれは否と言わざるを得ません。その証拠に、ここ何試合も同じような試合になっています。今日の試合でも、まるで個人に責任を負わせるかのような、人を変えるだけで組織に変更をもたらすような選手交代はできていませんでした。おまけに新しい選手を試すこともせず、徒に時間を浪費するかのような展開には苛立ちさえ感じました。

 では問題の核心は何なのでしょうか?
 一つは僕は香川だと思っています。香川は良い選手だと思うのですが、左ハーフは明らかに彼の適正ではないと思われます。そのためか香川は常に左サイドを放棄して中央に居座ることが多くなり、これが攻守両面で悪影響を与えていると思われます。
 攻撃面では、狭く固い中央を崩す攻撃が多くなり、跳ね返されて攻撃のリズムが悪くなったりカウンターをくらいやすい結果を生んでいるように思われました。
 守備面では左サイド(相手側で言えば右サイド)の守備が手薄であるので少しずつ守備で後手を踏むきっかけとなり、最終的にセンターバックの出番となる段階ではかなり不利な状況を生じさせているように思われました。

 そしてもう一つは本田ですね。最近は日本のキーマンであることが明らかになっているのか、厳しくマークされることが多いように思われます。そのせいかボールを失うことも多く、以前のような決定的な仕事をすることが難しくなっており、中の中、中の上くらいの選手に成り下がっています。本田におんぶに抱っこのチームなので、本田が潰されることで大幅にチーム力が下がっているように思われます。そして本田自身にもうまくプレーできていないことや移籍がうまくいっていないことで焦りがあり、チームに悪循環を生み出しているようにも見えました。
 個人的には本田より香川の方が優秀であると思うので、本田を見限るか、あるいは両者を中央で使うといった方法を考える必要があるのではないかと思うのですが…。

 あとはボランチですね。どうにも遠藤、長谷部では力不足の感が否めません。他の選手が力があるのかというと微妙ですが、どうせどんぐりの背比べ程度の実力差だと思うので、それなら活きの良い選手を使った方が将来性もあるし見てて楽しいと思うですが。

 いずれにしても監督の問題がかなり浮き彫りになった試合でした。僕の仮説があたっているかあたってないかは別として、これだけ同じような試合を繰り返していることから、監督はおそらく問題の本質が何も見えていないのではないかと思われます。こんな監督ではこの先1年不毛に費やされる可能性が高いように思われます。ぜひ監督交代してほしいのですが、多分変わらないだろうな…
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by osho-kamonegi | 2013-08-14 23:24 | サッカー